【研究結果】女子バレーボール選手のパフォーマンスに及ぼす効果

【研究結果】女子バレーボール選手のパフォーマンスに及ぼす効果

PFProp®を用いたエクササイズが女子バレーボール選手のパフォーマンスに及ぼす効果
石塚利光(福岡大学) 森下拓実(福岡大学)

PFProp®を使用したエクササイズは女子バレーボール選手の下肢パワー、動的バランス、敏捷性の向上に寄与することが示唆。

PFProp®はインナーユニットの1つ骨盤底筋群を活性化させることを目的に開発されたツールです。
PFProp®を使用したエクササイズの後には、多くの選手が「脚が軽くなる」などの変化を体感するが、PFProp®を使用したエクササイズを継続することでパフォーマンスにどのような影響を与えるのか明らかではありません。そこで、本研究では、PFProp®を用いたエクササイズが女子バレーボール選手のパフォーマンスに及ぼす効果を検討することを目的としました。

実験の流れですが、女子バレーボール選手23名を、PFProp®群とコントロール群に無作為に振り分け、パフォーマンス測定を行い、その後3週間の介入後、再度測定をおこいました。
結果は表に示す通り、黄色の枠で示す値が有意に向上しました。今回、変化量において郡間差は見られなかったものの、PFProp®群の変化量はコントロール群よりも高い値を示しており、PFProp®を使用したエクササイズは女子バレーボール選手の下肢パワー、動的バランス、敏捷性の向上に寄与することが示唆されました。

*, **, *** 介入前と介入後に有意差あり(* P<0.05, ** P<0.01, *** P<0.001)